
5月23日に開催した『なぜ男は救われないのか』を学ぶオンラインイベントと同じ内容で、再度イベントを開催します。
次回は7月19日(日)です。
時間は前回と同じく、20:00~21:00です。
お申し込みは、下記のPeatixページ、またはMeetupページからお願い致します。


5月23日に開催した『なぜ男は救われないのか』を学ぶオンラインイベントと同じ内容で、再度イベントを開催します。
次回は7月19日(日)です。
時間は前回と同じく、20:00~21:00です。
お申し込みは、下記のPeatixページ、またはMeetupページからお願い致します。


関連イベントのお知らせです。
私がメンバーとなっている大人の小杉ゼミという集まりにて、
榎本英剛・小杉俊哉 対談 ― 本当の大人、自律、これからの働き方と生き方
というイベントを6月21日(日)に開催します。
会場参加の場合はJR川崎駅近くの富士通Uvance Innovation Studioにて。
オンライン参加も可能です。
私(くっす)はイベントの企画者、および当日のモデレーターです。
私は、2024年秋にメンズウィークエンドに参加をする少し前に、登壇者である榎本さんにも小杉さんにも、そのことに関係して相談をさせていただいておりました。
そういう経緯がありますので、「男性における精神的な成熟」に関することも、当日に話題にする可能性があります。
イベントの詳細および申し込みにつきましては、以下のPeatixのイベントページをご覧ください。
榎本英剛・小杉俊哉 対談 ー 本当の大人、自律、これからの働き方と生き方(会場参加/オンライン参加) | Peatix

会場参加は、明日、6月17日(水)23:59締め切りとなっておりますので、ご注意ください。
以上、お知らせでした。

今年の2月に翻訳版が出版された、
リチャード・V・リーヴス『なぜ男は救われないのか』
について学ぶオンラインの会を企画しました。
来週、5月23日の20:00~21:00に開催です。
申し込みは、Peatixページ、Meetupページ、またはメールフォームからお願い致します。
リーヴス『なぜ男は救われないのか』を学ぶ会(日本語/オンライン) | Peatix
https://peatix.com/event/5000464/view
以下、Peatixページと同じ内容を掲載します。
□□
リーヴス『なぜ男は救われないのか』を学ぶ会(日本語/オンライン)
(This event is conducted by Japanese language. Summary of this event in English follows Japanese. )
概要
アメリカの社会学者リチャード・V・リーヴスの書籍『なぜ男は救われないのか』を学ぶ会です。
オンライン形態で、 日本語によるイベントです。
ホストはこの書籍の原著である"OF BOYS AND MEN"(オブ・ボーイズ・アンド・メン)を、
「男性により良いセラピーを提供する」ことをテーマとした"How To Best Work With Men"
(ハウ・トゥ・ベスト・ワーク・ウィズ・メン)というワークショップで知りました。
今回、日本語の翻訳版が刊行されたことをきっかけとして、この書籍について学ぶ会を開催します。
書籍の概要を一通り見ていくと共に、「メン・キャン・ヒール」(Men Can HEAL。男性へのHealth 健康、Education 教育、Administration 管理・運営、Literacy 言語関係、の各分野の教育の拡充の提案)について重点的に取り上げます。
日時
5月23日(土) 20:00~21:00
形態
オンライン(Zoom)
※アクセスURLは別途にお伝え致します。
内容
・チェックイン
・リーヴス『なぜ男は救われないのか』についての説明
ー書籍概要
ー「メン・キャン・ヒール」について
・質疑応答・ディスカッション
・チェックアウト
書籍について
書名:『なぜ男は救われないのか』
著者:リチャード・V・リーヴス
訳者:齋藤圭介
出版者:太田出版
刊行月日:2026年2月
出版者の書籍情報ページ
なぜ男は救われないのか - 太田出版
参加費
無料
こんな方におすすめ
・『なぜ男は救われないのか』について知りたい方
・男性(男子)の教育問題に関心のある方
・男性向けの支援に関心のある方
・アメリカでの男性問題について知りたい方
・男性が置かれている状況を改善する方法について考えたい方
ホスト(主催者)について
2024年より、企業勤務と並行して個人にて「男性における精神的な成熟」の活動に取り組む。
2024年11月、「人生のどん底」にいた頃に、米国ニューヨーク州にて「メンズ・ウィークエンド」という男性のための5日間のリトリートに
参加。そこで、人生の方向性を転換するきっかけを得た。
2025年11月19日の国際男性デーには、米国発のプロジェクトに賛同する形で「国際男性デー企画 メンズサークルin渋谷」を開催。それ以降、男性のためのイベントを開催している。北米でのセラピー実践に基づいた心理的アプローチを中心としている。
大学在学時には認知科学とリーダーシップを学んだ。
2025年にゲシュタルトネットワークジャパン(GNJ)のベーシックトレーニングコースを修了。現在は、同団体のアドバンスコースのトレーニングを受講中。
Instagram(主に英語): kussu_kk
Web : JIMDO
はてなブログ: kussu
ホストが取材を受けた産経新聞の記事(2025年11月5日付):男性も悩みを打ち明けて 対話と傾聴の場「メンズサークル」 11月19日に渋谷で開催 国際男性デー2025 - 産経ニュース
申し込み方法
meetup、Peatix、またはメールフォームにてお申し込みください。
注意事項など
・日本語でのイベントです
・本イベントでは参加者のジェンダーは問いません。男性以外の方の参加もOKです
・基本的にビデオ(映像)オンでの参加をお願い致します
・自分自身も相手も尊重をしてください
・自分自身も相手も傷つけないでください
・会の主旨、およびマナーなどに著しく逸脱する行為があったと判断される場合には、ホストの権限で参加者を退出させる場合があります。
皆様の参加をお待ちしております。
Summary
We will learn from a book 『なぜ男は救われないのか』, translated into Japanese from "OF BOYS AND MEN" by American sociologist Richard V. Reeves.This event will be held online, in Japanese language.
Host had a chance to know the original version of this book, when he attended to a workshop "How To Best Work With Men", that is about how
to provide better therapeutic treatment to male clients.
Now, host will hold an opportunity for learn from this book, as Japanese translation edition published recently.
While we overview the whole of the book, host especially pick up and explain the part on "Men can HEAL", a proposal of expanding education
of 4 domains - Health, Education, Administration, and Literacy - for boys and men.
□□
どうぞよろしくお願い致します。
(3/28追記 この記事を元にSubstackで英語版の記事を投稿しました。)
3月22日の日曜日に東京都内のクックパッドの会場で男性のための料理教室に参加をしました。講師は「男の家事教室」のカジオスを運営している尾上元彦さんでした。本記事では、参加のきっかけ、イベント概要、当日に感じたこと、を順に書いています。
今回の参加のきっかけは、まず、「自己成長に情熱を注ぐ男性のコミュニティ」である「アイアン・ジョン・アカデミー」(Iron John Academy)を運営しているレシェックさん(Leszek さん)と知り合ったことです。
こちらのアイアン・ジョン・アカデミーが提供する講座の1つに「男の家事教室」があると知り、参加をすることと致しました。
今回は、アイアン・ジョン・アカデミーと、「男の家事教室」を提供するカジオス(代表は尾上元彦さん)とがコラボして企画・実施されたもの、とのことです。
どういうイベントであったか…と早速に書きたいところですが、講師の尾上さんが当日中にイベント開催報告をアップしていましたので、先にこちらのリンクを掲載します。
さて、ここから私のレポートです。
会場として、東京都内のクックパッドのスタジオをお借りしていました。

当日は、主催者陣のカジオス尾上さん、アイアン・ジョン・アカデミーのレシェックさんを含めて、合計8人が会場にいました。

料理のメニューは、肉じゃが、ブロッコリーのグリル、そして白米のご飯でした。






そして、料理をいただいた後、キッチンのシンク周りの掃除について尾上さんからのレクチャーと実演。


最後に集合写真。

ここからは、私が感じたことについてです。
調理をして食卓を囲んでいる時に、尾上さんから「この事業をやるようになったきっかけ」についてお話を聞くことができました。
2011年の東日本大震災を宮城県で経験して、その時に地元の飲食店の方が炊き出しをしていて、そこに集まった人々が笑顔になっているのを見た、ということが尾上さんにとっての大きな転機だった。私はそのように感じます。
私にとっては、この時に「尾上さんのそれまでの生き方は終わりを迎えた」のであり、「そこから尾上さんの新しい生き方が始まった」と感じられます。
まさに、尾上さんがご自身の使命を発見した出来事だった、と私には思われます。
そのように考えると、私には心を動かされるものがありました。
私にとって、レシェックさん以外(尾上さんも含めて)は全て初対面の方でした。
ですが、「一緒に料理をする」ということが、とても楽しく感じられました。
料理自体は、「あまり手の込んでいないもの」ではありました。
ですので、「難しい課題をクリアした」という達成感を持ったというわけではないでしょう。
そう考えると、「なぜ『一緒に料理をする』のを楽しいと感じたのか」は、正直よくわかりません。
ただ、「楽しかった」というのは確かです。
食卓を囲んでいる時に、他の参加者とこういう話をしたいなと思って、質問をしました。
「お父さんは何か料理をしていましたか?」
こちらについて、皆様からそれぞれの回答を聞くことができました。
私は、
「自分の父親はお好み焼きを作っていました」
という話をしました。
私の父親は兵庫県神戸市の出身です。
神戸市は「粉もん」の発祥地とされることがあります。
祖母からの話も含めて考えるに、どうも、実際に多くの家庭でお好み焼きを当たり前のように作って食べていたようです。
お好み焼きは、台所で作って焼いた後に持ってきて食卓で食べる、というものではありません。
具材を用意して居間に持ってきて、食卓に調理器具(ホットプレートなど)を置いて、そこで調理をしてそこで取り分けて食べる、というものです。
食卓で調理をして、食卓で食べる。
ここが、お好み焼きの大事なところです。
…と、このまま行ったらお好み焼きについて熱く語り出してしまいそうですね。
「関西風お好み焼きと広島風お好み焼きのそれぞれの良さについて」
であるとか
「お好み焼きを切り分けるとしたら、自分なら必ず格子状に切る。お好み焼きはお好み焼きなのだから、ピザみたいに切る選択肢は自分には無い」
などなど。
地域によって食文化の違いはありますが、私にとっては、そういった違いを知られるのは楽しいことです。
そして、時には共通点を見つけられることもあります。
今回のイベントでは、私は、
「お好み焼きとバーベキューは似ている。どちらも、調理をしたその場で取り分けて食べるものだから」
と感じたことに気づきました。

記事の最後に、それぞれの主催者の今後のイベント情報について書きます。
対面イベントとしては、現在、筋力トレーニング系の2イベントが予定されています。
それぞれ、ベンチプレスとデッドリフトです。
オンラインイベントとしては、(言語は英語となりますが)「ワイルドマン・ウェンズデー」(Wildman Wednesday)が予定されています。
カジオスでは、「男の日曜家事クラブ」を月1回のペースで開催しています。
料理のメニューも、その他の家事の内容も、毎月テーマを変えて開催されているようです。
ご興味がありましたら、それぞれの主催者のWebサイトをチェックしてみてください。
お読み下さり、どうもありがとうございました。

この記事で取り上げた動画のサムネイル画像。「大人の性的な親密さのバリアとなるもの ロバート・グラバー」
『ナイスガイ症候群』の著者であるロバート・グラバーさんのWebサイトから、メール配信にて「母親とのパートナー関係(Monogamous to Mom)*1」についてのメールを受信しました。「母親とのパートナー関係」にある男性は、成長をしても母親との関係性を完了させることが難しく、女性との親密な関係を持つことが困難となります。今回、メールからリンクしている動画の内容、およびメールの文章を元に、「母親とのパートナー関係」とは何か、それによる影響は何か、その状態からどう変化をするのか、について取り上げます。
The 'Monogamous to Mom' Syndrome: Manifestations and Origins | Dr. Robert Glover
(「母親とのパートナー関係」シンドローム:その特徴と原因について | ロバート・グラバー)
ロバート・グラバーさんのWebページは以下です。
私は過去にロバートさんのイベントに参加をしたことがあるため、こちらのWebページからのメールを受信しています。
今回の記事は、2月27日に配信された「母親とのパートナー関係」についてのメール文章も参考にして書いています。
まずは、動画の最初のダイジェスト部分でロバートさんが話していることから引用をします。
...when your mother is your first spouse, every other woman feels like a mistress.
もし母親が「初めてのパートナー」となってしまったら、世の中の女性はみんな不倫相手だと感じられてしまう。
The 'Monogamous to Mom' Syndrome: Manifestations and Origins | Dr. Robert Gloverから。訳は投稿者による。
もう1つは、‟「母親とのパートナー関係」にある男性が経験する女性関係の困難”についてです。
「母親とのパートナー関係」にある男性が経験する女性関係での困難
- 女性との関係を持つことが上手くできない
- ポルノ動画を観たり、性についての中毒的な習慣をこっそりと持ったりすることで、女性との健全な性的関係を持つことが難しくなってしまう
- 関係を持つことがとても難しい女性にばかり魅力を感じてしまう
- ごまかされたり陥れられたりする経験をしていなくても、女性との関係から逃げてしまう
- いつも女性の方から関係を終わりにさせられたり、騙されたりしてしまう
- 女性とのバウンダリー(境界線)を持つことに苦労をする(自分の母親との関係も含めて)
- 自分を愛してくれそうもない女性に対して恋愛感情を持ちやすい
- 「ペニスをヴァギナに挿入するのを避ける」のを正当化する理由を必死になって探す(性に厳し過ぎる宗教、射精時の痛み・早漏、勃起不全、セックスそのものを避ける、衝動的なマスターベーションなど)
Dr. Robert Glover – Intention Into Action – Love, Sex, Dating & Careerから配信されたメール文章を元に投稿者が文を作成。
ロバート・グラバーさんの原著の書籍"No More Mr. Nice Guy"(「ノー・モア・ミスター・ナイス・ガイ」)の140ページに、
"The Unconscious Need To Remain Monogamous To Mom Prevents Nice Guys From Getting The Love They Want"
(「母親とのパートナー関係」に留まりたいという無意識の欲求がナイスガイにとって理想の愛を手に入れることを阻む要因となる)
という見出しがあります。
翻訳版の『ナイスガイ症候群』での対応する箇所は、224ページの
■理想的な関係を阻む要因5――母親には従わなければという無意識の思い
という見出しの部分です。
なお、翻訳版の情報は以下です。
Pan;ナイスガイ症候群「母親とのパートナー関係」は、私にとても当てはまります。
今回、この記事を書きたいと感じた大きな理由はこれです。
この「母親とのパートナー関係」は、「女性に認められることが何よりも大事」というナイスガイシンドロームの人の傾向の元だ、と私は感じます。
「母親とのパートナー関係」にある男性は、自分の全ての価値判断について「母親がこのことについてどう思うか」というフィルターがかかっています。
そして、それが意識化されることはありません。「母親とのパートナー関係」によって起こる母親とのインセスト関係(精神的近親相姦の関係)は、潜在的に存在するものだからです。
そして「母親に認められることが何よりも大事」という考えは、「女性に認められることが何よりも大事」という価値観も作り出していきます。
しかし、「女性に認められることが何よりも大事」という思考をいつも基本的なものとして持っていても、「自分は一般的で常識的な価値観によって判断をして決定している」と信じ込んでしまいます。
そして、そのようなフィルターが存在していることを、ナイスガイシンドロームにある男性が気付くのは非常に困難です。
それほどまでに、「母親とのパートナー関係」は男性の生き方に大きな影響を与えると言えます。
ナイスガイシンドロームにある男性は、自分の内面的なニーズを把握できません。そして、当然ながらそのニーズを満たすこともできません。
「母親とのパートナー関係」の傾向を持つナイスガイシンドロームの男性は、女性関係についても自分の内面的なニーズを把握できず、そしてそのニーズを満たすこともできません。母親が「パートナー代わり」である以上、他の女性との親密な関係を持つことは「不倫」であり、「やってはいけないこと」「人の道に反すること」になってしまいます。
そうなると、ナイスガイシンドロームの男性が女性の誰かに対して異性としての魅力を感じたとしても、その感情を抑え込もうとするのは当然のことです。それは「不貞」だとか「裏切り」だと感じられてしまうからです。
もちろん、女性とのセックスなんて言語道断です。
「母親とのパートナー関係」の男性が、特定の女性の身体に魅力を感じたり、触れたいと感じたとしたら、「こんな気持ちはいやらしいものだ」などと考えて、その感情を抑え込もうとします。
そして、「自分だけがこう思っているのではなく、世の中の男性はみんなこうなのだ」という合理化をするかもしれません。
「母親とのパートナー関係」の程度が大きく、そのことに無自覚であったとしたら、こういう合理化も十分に有り得ます。
そうして、「母親とのパートナー関係」の傾向を持つナイスガイシンドロームの男性は、女性関係について、身体が感じる自然なニーズと頭で持つ思考とが完全に切り離された状態で生きていくことになります。
自分が「母親とのパートナー関係」にあると気付いた後に何ができるか。
まずは、「女性との素晴らしい関係を持ちたい」と言葉にすることでしょう。
方法は、 声に出すことかもしれないし、文字で表現することかもしれません。
自分の心の奥にある感情、または、自分の身体の奥にある感覚を確かめてみて、「女性との素晴らしい関係を持ちたい」というニーズがあるなら、それを言葉として表現すると良いです。
声に出すなら、安全な関係だと感じられる相手、特に男性に話し相手になってもらうと良いでしょう。
または、まずは、誰も聞いていないところで一人で声に出してみるのも良いかもしれません。
文字で表現する場合でも、誰かに見てもらうなら、安全な状況であることが大事です。
もちろん、こちらも、自分だけが見られる状況でまず書いてみる、ということも良いでしょう。
そして、やはり大事なのはこちらです。
男性同士の安心できる関係性を持つ。
今回のメールにて、男の子が「母親とのパートナー関係」を完了して成長するために父親どのように重要であるのか、についても言及されています。
以下に簡単にまとめを書きます。
健全な両親の関係性がある場合、母親は適切なバウンダリー(境界線)を持っています。そして父親は安全で、男の子が将来的になるであろう在り方の具体例となります。
そういう環境では、男の子は他の男性と深く関わることができて、少年期から成人期にかけて、女性とも健全でお互いを尊重する関係を持つことができます。
しかし、もし父親がいなかったり安全でなかったりしたら。
そして、もし母親が要求がましくて、冷たくて、息子に「感情のホース」をつなげているとしたら。
男の子の健全な成長は起こりません。
その男の子は、母親の感情に対して自分が責任を持っていると感じてしまいます。
母親は、その子にとっての「初めてのパートナー」となります。
Dr. Robert Glover – Intention Into Action – Love, Sex, Dating & Careerから配信されたメール文章を元に投稿者が文を作成。
小さい男の子にとって、安全な男性との健全な人間関係こそが、母親との強い関係性のある時期を通り越して適切な分離を果たすために必要です。そして、そのことはその後の人生の時期であっても変わりません。
「母親とのパートナー関係」から自由になり、女性との深い愛と素晴らしいセックスを得るための唯一の方法は、信頼できる男性たちとの確かな関係性を持つことです。
Dr. Robert Glover – Intention Into Action – Love, Sex, Dating & Careerから配信されたメール文章を元に投稿者が文を作成。
今回のメールでは、上記の「信頼できる男性たちとの確かな関係性」の部分に続いて、ロバートさんの設立したインテグレーション・ネーション(Integration Nation)についての紹介があります。
インテグレーション・ネーションについて、メールでは
・成長のために困難に立ち向かう男性たちのコミュニティ
・これまでにできなかった成長を果たすために必要な「信頼できる安全な男性たち」が集まっている場所。だからこそ、「母親とのパートナー関係」を完了させて、そこから自由になることができる
という説明がなされています。
ロバートさんのインテグレーション・ネーションの紹介に続いて、メンズサークル(またはメンズグループ)の重要性について述べたいです。
メンズサークルの目指すものも、まさに、「信頼できる男性たちとの確かな関係性」を持つことだ、と私は捉えています。
メンズサークルで、男性同士の安全な関係性を持つことで、「男性たちとも本音で話していいんだ」という実感を持てます。
その経験を繰り返すことで、父親との関係性を十分に持てなかった男性であっても、「母親とのパートナー関係」から少しずつ解放されていくことでしょう。
そして、女性との関係性においても、もっと安心して、自分も相手も尊重できる在り方できるようになっていくでしょう。
お読み下さり、どうもありがとうございました。
*1:原語の"Monogamous to Mom"(モノガマス・トゥー・マム)は辞書的には「母親との一夫一婦制」となります。そのため、訳語は「母親との結婚関係」「母親との婚姻関係」としても良いかもしれない、と感じました。しかし、ここではもう少し柔らかい印象のある「母親とのパートナー関係」という表現を選びました。
本ブログにて何度も取り上げているスティーヴ・ビダルフの"Manhood"という書籍があります。"Manhood"は辞書的には「成年男性」「男らしさ」という意味ですが、翻訳版タイトルは『男の人って、どうしてこうなの?』となっています。私には、「残念ながら、タイトルが与える印象と実際に書かれている内容とが一致していない」と感じられます。この翻訳版タイトルが付けられた理由を考察すると共に、私なら『マンフッド 「本当の大人の男性」として生きる』というタイトルを付けたい、と考えました。
該当のスティーヴ・ビダルフの書籍は以下です。
男の人って、どうしてこうなの? | 草思社2003年刊です。
以下は私の書棚にあるものです。

また、私が持っている原著は以下です。

2008年刊です。版元に関して中表紙には"Vermilion"と表記があります。中表紙の1ページ後のCataloging in Publicationには"The Random House Group"と表記があります。
こちらの書籍の翻訳版タイトルについて最も思うのは、「どうしてこうなったのだろう」ということです。
このタイトルからは、対象読者が「男性について理解できないと感じている女性」であるという印象を受けます。そして、「軽く読み終えられる内容の本」であるという印象も持ちやすいです。
私は、2年前の夏の「人生の谷底」にあった時期に、この書籍に大いに救われました。読みながら涙を流した箇所がいくつかあります*1。そして、「ステップ7 野生のスピリッツを解き放つ」のイニシエーションについての部分に心を動かされて、その年の秋にニューヨーク州でメンズウィークエンドに参加をしました。
もし私と同じような思いを持っている方がいたとしても、この書籍を読むところまでたどり着くとは考えづらいです*2*3。私が2年前にこの書籍を手に取ったのは、ずっと自室の書棚に置いていて、ふと思い出して読んでみたからです。そして、もともとは古本チェーン店で「安かったから」という理由で買って、買った後には少し読んで、その後はずっと置きっ放しとなっていました。
「どうしてこうなったのだろう」という理由について私が思うのは、「男性の人生の困難」は重要視されない傾向にあるから、ということです。
そして、以下のロジックの流れが想定できました。
このように推測をすると、少し納得がいきます。
このことについて思い起こすのは、去年の11月19日に開催した「国際男性デー企画 メンズサークルin渋谷」に関することです。
プロジェクトの発信元であるアメリカの団体アンシヴィライズド(UNcivilized)のプロジェクトのWebページに掲載しているメッセージには、以下のように書かれています。
毎年、国際男性デーが近付いてきても、世の中のほとんどの人の反応は、笑い飛ばすか、ネタにするか、無視する、というものです。ジョークが飛び交い、ミームが作り出されて、そして何も変わりません。
男性は傷付き続ける。
男性は孤独であり続ける。
男性の飲酒は問題であり続ける。
男性は無感覚であり続ける。
男性はどこかへ消えて行き続ける。もう終わりにしませんか。
ここまで読んでいただく間に、世界のどこかで1人の男性が自分で自分の命を失くす選択をしています。このページの一番下まで読む頃には、さらに3人が同じ選択をしていることになります。その人は誰かの父親であり、誰かの息子であり、誰かのいとこであり、兄弟であり、友人です。
"One Day. One Cause. 1000 Circles."より。訳は投稿者による。
初めてこの文章を読んだ時、「国際男性デーとは、そもそもジョークかギャグであると受け取られている」と私は感じました。
それは、そもそも「男性として生きているからこそ経験する困難」について話すことは、「ジョークかギャグ」であると捉えられているから。私はそう捉えました。
今回の記事を書くにあたり、上記のアンシヴィライズドの文章を読んだ時の感覚を思い出しました。
翻訳版タイトルが良くないと思うなら、「こういうタイトルなら良いと思う」というアイディアを考えるのは良い選択です。
前掲のスティーヴ・ビダルフの書籍"Manhood"について、 私なら
『マンフッド 「本当の大人の男性」として生きる』
というタイトルを付けたいです。
まず、原題の"Manhood"の言葉の響きを活かして、「マンフッド」をメインタイトルとします。日本語で日常的には見ない語を使用することで、日本には存在していない考え方を扱っている印象が得られます。
副題として「本当の大人の男性」という語を使うのは、私が好きな「本当の大人*4」という表現を意識したものです。ここでは、"Manhood"の「成年男性」という意味を重視しています。
そして、この書籍は「大人の男性」になるための考え方と方法についても述べられています。それを実践することで、「本当の大人の男性」として生きる選択ができます。そういうわけで、“「本当の大人の男性」として生きる”という表現を選びました。
さて、とは言うものの、原著の"Manhood"を参照すると共に、翻訳版である『男の人って、どうしてこうなの?』を参照することも、男性の在り方を考えたり、良い男性になる方法を知るためには役に立つことです。
そして、ビダルフの他の書籍と情報源も参照することも、現状の選択として望ましいです。
ビダルフの他の書籍として、どちらも翻訳は無いですが、
・"Manhood"の改訂版である"Manhood - A Guidebook for Men"
・「人間の動物としての側面を見直す」という主旨の"Wild Creature Mind"
などが挙げられます
Webでの情報源としては、Facebookの"Steve Biddulph's Raising Boys"があります。こちらで、時々に動画も掲載されています。
引き続き、ビダルフの考え方を出発点として、記事を書いていきたいです。
お読み下さり、どうもありがとうございました。
*1:例えば、「表向きにはいかに批判的で、無関心を装っていようと、どんな父親でも、息子に愛され、敬われるのを心の底で待ちこがれながら人生を送っている。そのことを良く理解してもらいたい。父親は待つ人生を送っているのだ。」(45ページ)および、「この章では、少女たちが成長するにあたって父親を必要とすることを論じる。(略)しかしもっと重要なのは、父親(ないし父親がわりになる人物)の積極的なかかわりを得られなかった少年たちは、男としてうまく生きていけないということである。単純すぎると思われるかもしれないが、実際にそうであり、例外はないのだ。」(123ページ)
*2:Amazon.co.jpのカスタマーレビューでも、「邦題とオビは問題あり」(2003年3月22日のレビュー)、「これは男が読まないと(笑)」(2003年3月29日のレビュー)という表現があります。
*3:2009年に朝日新聞出版から刊行された文庫版のタイトルは『おれって、どうしてダメなの?』となっています。「男性向けの書籍」らしいタイトルとなっています。そして、やはりポップな印象は残っているな、と感じます。
*4:榎本英剛『本当の仕事』の“「大人」のふりをする代償は何か?”(日本能率協会マネジメントセンター版190~191ページ)を踏まえています。
先日の記事で書いた通り、2月21日に私の友人主催のメンズサークルが都内で開催されました。
今日は第二回メンズサークル。
— Gombé|絆が生まれる場 (@with_gombe) 2026年2月21日
前回よりも人数は増え、計10名で語り合いました。めちゃくちゃ濃くて価値のある時間だった、次も参加したいとの声を沢山頂きました。少しずつ輪が広がっています😊
参加者全員に本当に感謝です。
Thank you, @Nawaninja, Dr.N, and all the circle members
私も参加者として場におりましたので、参加した感想をこの記事で書くこととしました。
今回のメンズサークルでも、参加した方の個人的なエピソードは外には出さないことが原則となっています。
この記事では、
を書きます。
最も感じたのは、
「安全な場で対話して感じることが本当のこと」
ということです。
私は、男性の心の成熟については本を読んだり動画を観たりして、たくさん学んできているつもりです。そして、今回は参加者の1人として、友人が主催するメンズサークルに出席している、という立場でした。
知識をひけらかしたり、「こういうことを言っている人を自分は知っている」と話したりするのは、避けるべきだな。
「アイ・メッセージ*1」で話すように心がけたいな。
こういったことを考えていました。
メンズサークルの会場に着いて、初めは、これらのことを意識していました。
しかし、しばらくすると、これらへの注意は良い意味で忘れてしまっていました。
それほどに、場で起こっている会話に意識を集中することができていました。
そして思ったのは、前述の通り、
「安全な場で対話して感じることが本当のこと」
という感覚です。
男性の心の成熟について、本を読んだり動画を観たりすること(そしてこうして文章を書くこと)は私にとって役に立っています。
しかしながら、それらを越えるもっと良い経験があります。
それが、「安全な場で対話」をするということです。
人間も生き物です。思考と身体がつながり合っている状況で感じることこそが、本質的な経験です。
この意味では、本を読むことも動画を観ることも(文章を書くことも)、そのような経験をサポートする位置づけにある、と言えます。
今回のメンズサークルに参加をして、私はこのことを強く感じました。
2つ目は、それぞれが経験したセクシュアリティの出来事について安心しながら話せる場だと感じた、ということです。
これは私にはとても貴重なことで、ありがたいと思いました。そして、お互いの経験を尊重しながら感情を場で分かち合っている、という感覚を持ちました。
私は、男性のセクシュアリティの在り方に関心があります。精神的に成熟した男性とは、自身のセクシュアリティにも、他者のセクシュアリティにも、尊敬を持って向き合っている人だ、と私は捉えています。
そして、セクシュアリティの在り方について対話をするのは難しい、とも感じます。非常に個人的なことですし、同じような出来事でも人によって全く違う経験となる可能性も高いと思われます。「自分も他人も傷付けない」ように対話をする時に、特に難しいテーマだと私には感じられます。
しかし、今回のメンズサークルでは、セクシュアリティの出来事を話している間でも、ずっと「安全な場」が存在していたと私は感じました。「集まって話をしていることが楽しい」という感覚を持ちながら、「思っていることを本心から共有し合っている」という感覚も私は持っていました。
とてもありきたりな表現ですが、
「こういうふうにセクシュアリティの出来事を話せたことは、これまでには無かった」
ということを、まさに思いました。
3つ目は、自分が「当たり前」だと思っていたことへの考え方が大きく変わる瞬間が何度かあった、ということです。
これまで自分が「世の中の当たり前」だと思っていたことは、実は自分の思考の世界の産物であったらしい。その思考を通して、そのフィルターに合うモノ・コトだけを選んで、「これが世の中の当たり前だ」と捉えていたらしい。
つまりは、「自分にとっての当たり前だった」ことを、「世の中の当たり前」だと思い込んでいた、ということらしい。世の中のこと、他の人のことを、自分はちっともわかっていなかったらしい。
このように、私は感じました。
特に、前述したセクシュアリティの出来事について話している時に、この感覚を何度か持ちました。
そして、この
「世の中の当たり前」ではなく「自分にとっての当たり前だった」と気付く
という経験をして、私には
「もっと他の人(男性)が感じていることを知りたい」
という気持ちが現れました。
以上、今回のメンズサークルに参加をして私が感じたことを書きました。
主催者としてこの場を作った、権兵衛さん、マンスさん、Dr.Nさんの3名に感謝をします。
次回、第三回も開催されると思いますので、ご興味のある方は主催メンバーのXアカウント(@with_gombe、@Nawaninja )をチェックしてみてください。
お読み下さり、どうもありがとうございました。
*1:「私は」で始まる会話表現のことです。英語の"I"(「私は」)で話し始める、「『自分』を主語にした表現」とも言えます。