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男性における精神的な成熟、マスキュリニティなど

認知心理学会ディスコース心理学研究部会の感想

27日(金)に認知心理学ディスコース心理学研究部会に出てみて、発表を聞いてきました。
このディスコース心理学研究部会は国際基督教大学(ICU)の森島泰則先生がトップとなっていて、今回が初めての開催です。研究会の研究員をされている方からお知らせもらって、参加させていただきました。

ディスコース心理学研究部会のURLはこちら
http://cogpsy.jp/bukai.html#4
設立して間もないので、参加者を募集中だそうです。

場所は法政大学のボアソナードタワーでした。3月中だったけれど学生がたくさんいてにぎやかでした。

ディスコース心理学では文章や談話を主な対象としています。というわけで、僕のこれまでの実験とは接点があるかも知れないし、ないかも知れない分野ではありました。
ただ、何か研究に対するヒントが得られるかもしれないし、それに大学の外での研究発表の場には早めに慣れておいた方が良いに違いない!という動機で参加させていただきました。

結果、研究へのヒントを得られたし大学院生の研究の雰囲気も知ることができたので、参加して良かったです。

発表を聞くまで意識していませんでしたが、この研究部会は実証データに基づく研究が対象です。実験を行う研究が対象、ということですね。自分の研究も脳機能計測機器を使った実験がベースなので、実験設計の参考になりそうです。実験結果における有意差の扱いだとか、予め「どのような結果が出ると思われるか」の予測をはっきりさせておくなど、自分の研究にも共通しています。

また、物語文においての感情推論の研究発表もありました。僕も卒論では感情推論が大きな要素を占めていたので、自分の研究に直結して役に立つ点がいくつかありました。

研究部会後は近くの居酒屋で、それぞれの大学(関東以外からもいらっしゃっていました)の話をしたりしました。最近、ICUは学科が1つになって31の専攻に分かれる、という制度を取っているらしいです。何だかすごいなあ。僕が入試を受けた時は学科が6つの時代でした。

思い返しながら、今後の研究方針をじっくり考えてみたくなりました。学会発表をするのもすぐなんだろうなあ。

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卒業式にも今週出席して、学部生としてのイベントは全部終わりました。

じっくり、院生の研究にシフトして行けそうです。