夏休みの後半から、この本を時々読んでいました。
働くみんなのモティベーション論 (NTT出版ライブラリーレゾナント)
- 作者: 金井壽宏
- 出版社/メーカー: NTT出版
- 発売日: 2006/10/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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金井壽宏先生は、「高橋俊介先生が学部の授業で良く話題出していた先生」という印象を持っていました。
夏休みにこの本にハマったのは、その時の自分のモティベーション低かったからなのでしょう。
実際、ブログに投稿するモティベーションも無くなっていました。
さて、この本はモティベーションの様々な論を知るため、自分のモティベーションを調整するため、には読みやすくて良い本です。
この前、友達と話している時に「外発的動機付けとして報酬を与えていると、行動そのものへの興味を失ってしまう恐れがある」ということを引き合いに出してみました。それは、この本からの引用だったと思う。
心理学専門の人がいて、「絵を描くのが好きな子どもに報酬としてアメをあげるようにすると、アメをあげるのを中止した時に絵を描くのをやめてしまう」という、実験か何かの例を知っていました。
もともとは好きで絵を描いていたのに、アメ(=報酬)に意識を奪われて、絵を描くこと自体をしなくなってしまう。
「仕事でも、もらえるお金の額によって働く意欲を失くしたりするのかなあ…」とその時に話したかどうかは覚えていません。ただ、進路のことを考えると、そういうことを思わないはずがないわけですね。
とにかく、「働くみんなのモティベーション論」を読んで自分の行動を知る材料、将来を考える材料が得られたのは確かです。
動機/モティベーションにさらに興味を持ちました。
ちなみに余談ですが、金井壽宏先生と、Learning Bar の中原淳先生の共著の本が出版されるそうです。
中原淳先生のブログより
http://www.nakahara-lab.net/blog/2009/10/post_1594.html
本屋で見かけられるようになるのも、もうすぐですね。
こちらも是非読みたい。